テニスをやっていて風が気になる事ってありませんか?特に草試合で風が強かったりすると、やる気がなくなってしまう事もしばしば・・・。僕も定期的に草テニスに出場しておりますが、やはり風の日は好きではないですね~。
しかし、苦手な事があるというのは実はチャンスなんです。なぜなら、風が苦手なプレーヤーは大勢いますので、これを克服する事でワンランク上のプレーヤーになれるから。
草試合初級から中級に出場しているあなたのために、練習法や対策を紹介していきます。それでは、スタート!
風対策は、練習編と試合編に分けてじっくりと解説していきますね!
- 強風時に練習するメリット
⇒風に慣れる事ができる
⇒風の影響を覚えられる
- 風を利用する練習方法
⇒球出し練習
⇒まずはラリーを続けてみよう
- 風に対するマインドセット
- 風速5m以上の風に要注意
⇒風上ではサービスボックス内を狙え
⇒風下ではバックアウトを狙え
⇒サービスはクイックサーブを使おう
強風時に練習するメリット
これについて紹介していきます。まず大前提として、テニスの試合では強風による中止は基本的にありません。
ですので、普段の練習においても「風が強いから止めよう」と避けていると試合中にも対処するのが難しくなってしまいますよ~。
ですので、練習中に強風に吹かれても、頑張って練習を続けてみましょう。
風に慣れる事ができる
初めて風の中でテニスをやってみると、思うようにコントロールができなくなると思います。
しかし、それでも練習を続けていると少しづつ慣れてくるんですね。強風時に練習するメリットの1つ目は、風に慣れる事ができる点。
最初は面白くなくて「止めようか・・・」ってなってしまうかもしれません。しかし、ここで止めてしまっては、コート代も無駄になりますし、強風時のテニスを経験するチャンス自体を無駄にしてしまいます。
ですので、上達を目的とするならばここはグッとこらえて練習を継続してみて下さいね。
風の影響を覚えられる
強風時に練習する2つ目のメリットとしては、風の影響を覚える事ができる点。
例えば、向かい風では圧倒的にボールが飛びませんし、追い風では球の威力が格段に上がりますがバックアウトもしやすくなります。
まずは、体感的に風の影響を覚えるようにしましょう。
例えば、「このくらいの追い風で普通にスイングすると1.5倍くらいの飛距離になるんだな」という感じですね。
それでは、具体的にはどのような練習が効果的なのでしょう?
風を利用する練習方法
球出し練習
強風に慣れていないとストロークで打ち合うことすら難しく感じてしまうかもしれません。ですので、最初は初心に帰って「球出し練習」から始めてみましょう。
1人がコート中央に立って、相手に打ちやすいボールを出してあげる練習の事ですね。
球を出す方も強風の中で正確に打ちやすいボールを出すだけでコントロールを上げる練習にもなりますので、お互いの練習にもなります。
まずはラリーを続けてみよう
球出し練習で、ある程度コツが掴めてきたら、今度は2人でラリーを続ける練習をしてみましょう。
強風時は、普通に相手コート内に収めるだけでも精いっぱいだと思います。この練習では、無理をせずお互いに打ちやすい所にボールをコントロールする事を目標にやってみると良いでしょう。
お互いに強風の中でもラリーが続けられるようになれば、実際の試合でもかなり有利になりますよ。
この時、風の強さと打球が流される距離を感覚的に覚えることを意識すると良いです。
なんとなくラリーを続けていても実際の試合の時に対応できない可能性もありますので、1球1球、無駄にしないように練習する事が大切ですよ。
風に対するマインドセット
普段からテニスを楽しんでいるあなたは、はやりプレー中に強風に吹かれると「なんだー、折角のテニスなのにつまらないなー」と思ってしまうかと思います。
強風の中でまともにプレーできる人なんて僕の経験上殆どいません(草試合、初~中級レベルでの話)。
なので、「つまらないけど、強くなるチャンスだな」と捉えるようにしてみてはいかがでしょう?
風の動きを考慮して、球をコントロールするのも意外と面白いものです。特に、追い風でのプレーを「自分の物」にする事ができれば、かなり強くなれます。
向かい風は守り重視、追い風は攻撃重視になるので練習の際は意識するようにしましょう。
ここまで、強風時の練習について解説してきましたが、次のセクションからは実際の試合における「風対策」を紹介していきます!それではいってみましょう!!
風速5m以上の風に要注意
一口に風が気になるといっても、一体どのくらいの風に注意すれば良いのでしょう?
僕は今までにテニスの草試合に60回以上参加しておりますが、その経験からズバリ「風速5m以上の風」ですと、かなりテニスに影響を及ぼす事が判りました。
もちろん、テニスコートの立地条件により多少の違いはあると思いますが、目安として覚えておきましょう。
以下のセクションから紹介する方法を実践することで、風速5m以上の強風時でもプレーが可能になります。しっかりとマスターして風を利用して勝てるようになりましょう。
ちなみに、風速4m以下の風であれば、それほどプレーに影響する事はありません。
なお、風速はヤフー天気予報の「市区町村の天気」で簡単に調べられますよ。
風上ではサービスボックス内を狙え
では風が強い日には、どのようにプレーしたら良いのでしょう?
最初は風上でプレーするシチュエーションを考えてみましょう。
風上という事は普通にプレーしていたら、追い風によってボールはバックアウトしてしまいますよね?
そこで、普段なら深いボールを意識してベースライン付近を狙っていると思いますが、サービスボックス内を狙うように しましょう。
ここを狙う事でベースライン付近までボールが到達し、バウンド後は追い風によってかなり伸びる球になるので相手にとってはかなり対処のしずらい球になっているはずです。
この風対策を利用して上手くボールをコントロールできれば、かなり有利に試合を展開できます。
風下ではバックアウトを狙え
風の強い日に特に注意しなければならないのは、風下でプレーする場合 です。
向かい風の中でプレーするという事は、相手のボールの威力がかなり上がっているという事なので、対処するのが難しくなります。
対処法としては、とにかく思い切り打ちましょう。
強い風の中では、まずはネットを超える事が目標です。
向かい風の影響でバックアウトの心配はほぼ無いので、むしろバックアウトを狙うくらいで丁度いい です。
極端な話、ラケット面を上向きにしてフルスイングでホームランを「かっ飛ばす」イメージ ですね。
風が強い日であれば、とにかく返球するだけで、相手がミスしてくれる事も期待できるので、ネットを超えて確実に返球する事に専念すると良いでしょう。
サービスはクイックサーブやアンダーサーブを使おう
サービスはどんな事に気を付けたら良いのでしょう?
トスは高く上げ過ぎるとボールが風によって流されてしまい、正確なサーブがしずらくなってしまいます。
ですので、なるべくトスの対空時間を短くする事が大切 です。
そこで、クイックサーブを使うようにしましょう。
通常のサーブに比べると風の中でも比較的安定してサーブを入れる事が出来ます。
また、アンダーサーブで確実にミスしないという選択肢もあります。
アンダーサーブなんてちょっとダサイと思われるかもしれませんが、テニスで勝利するためには、カッコ良さは2の次です。
流石にプロ選手であればアンダーサーブを使う人はまずいないと思いますが、テニス愛好家が草試合でアンダーサーブをやるのは全然OK です。
風の強い日であれば、アンダーサーブでも打ち込んで返球する人は少ないですので、アンダーサーブでもマイナスにはなりません。
試合で勝利する事により真にカッコイイテニスプレーヤーを目指しましょう。
さいごに
テニスの風対策の内容はいかがでしたでしょうか?
僕も実際に、風の強い日に試合をした事が何度もありますが、今回の記事内容を実践しているので勝率には殆ど影響はありません。
むしろ、風があったお蔭で各上相手にも勝利する事もあります。
この記事を参考にして風の強い日でも試合で勝てたよ!という方がいれば是非コメントを残してもらえると嬉しいです。
以上、「テニスの風対策 風を利用して試合に勝つ!練習法と実践方法」でした。
WRITTER :もやこう