転勤や住宅購入など引越しする理由は人それぞれ色々とあると思いますが・・・やはり引越し費用は安く済ませたいもの。業者にお願いすると、世帯向けの場合、7~10万円くらいはかかってしまいます。
そこで、思いつくのが費用を抑えるためにハイエースをレンタルして引越しをする事!!実際に、ハイエースを利用した引越しを実践してみましたよ。
今回、僕が引越しをした理由は家族が増えたから。今まで妻と2人暮らしをしていましたが、なんと赤ちゃんが生まれて3人家族になりました。晴れて一家の大黒柱となりましたよ♪
当初、全ての荷物をハイエースで運ぶつもりでしたが、さすがに冷蔵庫と洗濯機は自力で運ぶのが難しいと判断。というわけで、それ以外の荷物を運ぶ事になりました。
ちなみに、今回は車で片道10分程度。冷蔵庫と洗濯機はヤマト運輸にお願いしました。
というわけで、この記事では、ハイエースの積載寸法・ダンボールは何個入るのか?・冷蔵庫は運べるの?・ベッド(マットレス)を運ぶのは難しい?などハイエースの積載量について解説していきます!
これから自分で引越しを計画されている方は参考にしてみて下さい。
それでは、早速スタート!
ハイエースの積載量はどのくらい?
一口に積載量と言っても、積載寸法から実際にどんな物がどのくらい入るのかが知りたいポイントかと思います。というわけで、以下の項目にそれぞれまとめてみましたよ。
- 車内の積載寸法
- ダンボールなら何個分?
→ダンボール(大)の場合は・・・
→ダンボール(小)の場合は・・・ - 冷蔵庫は運べるの?
- ベッド(マットレス)を運ぶのは難しい?
それでは、順番に見ていきましょう!
車内の積載寸法
最初に積載寸法から説明しましょう!荷室は単純な四角い空間ではなく、折りたたんだリアシートがあるので、それを考慮して説明しますね。(リアシートはたたんで使う事を前提とします。)
それぞれの寸法は・・・
- 最大荷室長:3000mm
- 荷室長下部:2470mm
- 高さ:1320mm
- 横幅:1520mm
になります。
なお、この寸法ですと長物であっても最大で3000mm以内の物であれば積載できる事になりますね。
ダンボールなら何個分?
では、引越しに使うダンボールは一度にどのくらい積載することができるのでしょう?
結論から言うと・・・
- ダンボール(大):32個
- ダンボール(小):112個
となります。
では、詳しい解説をしていきましょう。
最初に、一般的な引越しで使うダンボールサイズを定義しておきますね。
有名なサカイ引越しセンターでは、無料のダンボールサービス(最大50箱)をしているそうなので、このダンボールサイズを参考にしてみましょう。
ダンボールの種類は大小の2種類あって、各サイズはこのようになっていました。
- ダンボール(大):縦330×横510×奥行350mm
- ダンボール(小):縦330×横350×奥行320mm
というわけで、これらのサイズのダンボールがハイエースに何箱入るのか紹介していきますね。
ダンボール(大)の場合は・・・
ダンボール(大)はどのくらい入るのでしょうか?
荷室の寸法とダンボールの寸法を計算してみると・・・最低でも32個のダンボールが積載できるという結果となりました。
折りたたんだリアシートの上部などのスペースを使えば更に積載できそうです。
ダンボール(小)の場合は・・・
続いて、ダンボール(小)の場合ですね。こちらは最低でもなんと112個のダンボールが積載できます。
「大」の時と同様に、折りたたんだリアシート上部のスペースを使えば更に積載できそうです。
冷蔵庫は運べるの?
僕の場合、冷蔵庫はヤマト運輸にお願いしましたが、「頑張って冷蔵庫もハイエースで運んでやるぜ!」という方もいるかもしれませんね。
というわけで、冷蔵庫が運べるかどうかを調べてみました!
結論としては、高さ1300mm以下の物であれば運ぶことが可能です。
最初に、冷蔵庫は故障の原因になるので寝かせた状態で運搬する事ができません。なので、立てた状態で運搬することを前提に解説していきますね。
ハイエースの荷室の横幅は1520mmなので、この寸法を超える家庭用冷蔵庫はまずありませんから横幅については問題ないですね。
問題は高さです。ハイエースの荷室の高さ寸法は1320mm。一般的な冷蔵庫を見てみると、容量400Lクラス(以上)の物ですと高さは約1700~1800mmの物が多く、容量200L台の物でも1600mm前後になります。
結局、高さ1300mmを下回る冷蔵庫というと、容量約130L以下の一人暮らし用の小さな物がメインになっています。
というわけで、高さ1300mm以内の物であれば、ハイエースに積載して運搬が可能ですね。
重量物を積載する際は必ず2名以上で作業することをおすすめします。ちょっと持ってみて軽く感じても、数分経つと意外と体に負担がかかるもの。ケガには充分に注意するようにしましょうね!
また、他の荷物等と一緒に積載するなど、転倒しない工夫も大切です。
ベッド(マットレス)を運ぶのは難しい?
家具の中でもベッド(マットレス)はかなり大きく、ハイエースを使っても簡単に運ぶのは難しそうですね。実際にどのくらいのサイズのベッドであれば運ぶ事ができるのでしょうか?
結論としては、シングルベッド(マットレス含む)であれば大きさ的には運搬は可能です。ただし、かなりの重量物ですし、搬出及び設置する技術が非常に難しいためプロに任せた方がベターかと思います。
ちなみに、一般的な各ベッドサイズはこのようになります。高さは色々なので割愛しますね。
- シングルベッド :幅970mm×縦1950mm
- セミダブルベッド:幅1200mm×縦1950mm
- ダブルベッド :幅1400mm×縦1950mm
- クイーンベッド :幅1600mm×縦1950mm
- キングベッド :幅1800mm×縦1950mm
ハイエースの荷室の横幅は1520mmで荷室長下部も2470mmあるので、運搬時の人を考慮するとシングルベッドまでは積載は可能になります。
なお、僕は布団派なのでベッドは使っていませんでした。
ここまで、ハイエースの積載量について紹介してきましたが、次のセクションからは実際にどんな荷物を運搬したのか紹介していきますね!
あなた自身が引越しする事をイメージしながら参考にしてみて下さい!
運んだ荷物はコレだ!
今回、実際にハイエースで運んだ荷物はこのような感じです。
書き出してみると「結構な量の荷物を運んだなぁ」と思いますね。荷造りを始めるまでは、これほどまでに量が多いとは思いませんでした。
荷物をダンボールに詰め始めると、やってもやっても荷物が収まらない・・・という感じでしたよ。自宅には自分が思っているよりも膨大な荷物が収納されていると思った方が良いでしょう!
→家具類
- パソコンデスク(45×80×70cm)2台
- パソコン用イス 2台
- 洋服ダンス(50×40×78cm)1台
- 洋服ダンス(126×40×55cm)1台
- 本棚(38×30×108cm)2台
- キッチン棚(90×40×90cm)1台
- テレビ台(89×39×44cm)1台
- ダイニングテーブル(90×90×67cm)1台
- ダイニングイス 2台
- ふとん 2セット
→家電類
- 電子レンジ 1台
- オーブントースター 1台
- 炊飯器 1台
- パソコン 2台
- パソコンデスク用蛍光灯 2台
- 部屋用蛍光灯 4台
→運んだダンボール
- ダンボール(33×19×31cm)×約60箱
- ダンボール(30×27×29cm)×約10箱
- ダンボール(46×37×21cm)×約10箱
→その他
- 自転車 2台
何往復で引越し完了?
ハイエースは荷物を運ぶのに適した車ですが、さすがに1度に全ての荷物を運ぶのは難しいです。上記の荷物を全て運び込むのに、「5往復」で引越しが完了しました。
僕の場合、引越しの距離が車で片道10分程度だったので5往復することができましたが、長距離の引越しの場合は1日では終わらないかもしれません。
1回目は、家具類をメインに運び、2回目は家電類。3・4回目でダンボール類を全て運び込み、ラストで自転車2台を運びました。
これだけの仕事内容をここで書くと、何てことはないと思いますが、意外に重労働で翌日はかなりの筋肉痛になってしまいました(*_*)
翌日は出勤だったので、けっこうキツかったです。できれば、翌日は休日になる日程で作業をした方が良いですよ。
あと、レンタルする前はハイエースの運転に少し不安を感じておりましたが、いざ運転してみると意外と運転しやすいことが判りました。
ハイエースの運転のコツについてはこちらで詳しく紹介していますので是非どうぞ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- ハイエースの積載寸法
- ダンボールなら何個分?
- 冷蔵庫は運べるの?
- ベッド(マットレス)を運ぶのは難しい?
などについて解説してきました。
僕の場合、家具などの積載方法にかなりの余裕があったので5往復で引越しが完了しました。しかし、思い返すと効率よく積載すれば4往復でも行けた気がします。ラストなんて自転車2台だけですからね(;^ω^)
ところで、ハイエースを使った引越しは、友人2名に協力をお願いしたので何とかなりました。もし、一人で全てを何とかしようと考えていたら、絶対にやめた方がいいですよ!
実は、当初は全て自分の力で完結させようと考えていましたが、友達の協力がなかったら、間違いなく1日では終わっていなかったでしょう。それでは、ハイエースでの引越しがうまくいくことを願っております。
以上、「ハイエースでの引越しの際の積載量!モノ別に詳しく解説するよ」でした。
WRITTER :もやこう