現在30代の僕ですが、気持ちはは20代のまま・・・。最近、時間がどんどん早くなっているのを感じてます!子供の頃は1年間が長く、時間がゆっくりと流れていたんですよね~。
僕の職場では4月に新人が入ってきたのですが、先日、その歓迎会をやったんですよ。その時の会話でこんなシーンがありました。
※課長:51才、先輩A:47才
課長「1年なんてアッという間だよ。オレなんて時速51キロで時間が進んでるからね。新人の〇〇君なんて、まだゆっくりでしょ~?」
先輩A「それなら、私は時速47キロか~。年齢が上がるほど時間が早いと感じられるからね!〇〇君はまだ若いからゆっくりかもしれないけど、これからどんどん早くなるよ~」
時間の流れが「時速年齢キロ」というのは置いておいて、確かに「年齢が高い方が時間が経つのが早いと感じられる」というのは、これまでの経験から考えても間違いないです。
というわけで、この記事では年齢が上がると時間が早いと感じられる理由について、じっくりと紐解いていきますね!
年齢を重ねると時間感覚が早いと感じられる理由
このようになる理由は3つあります。
- ジャネーの法則
- 経験により時間感覚を早く感じる
- 心拍数と時間感覚の関係
それでは、各ポイントについてじっくりとみていきましょう。
ジャネーの法則
時間の流れが早い感じる理由として、「ジャネーの法則」と呼ばれるものがあるんです。これは、簡単に言うと「時間の流れの感覚は年齢に反比例する」というもの。
それでは、10才の少年と70才のお爺ちゃんを例にすると・・・。
- 10才の少年の1年間は、「人生の10分の1」
- 70才のお爺ちゃんの1年間は「人生の70分の1」
となるんです。
つまり、1年間というのは「その人の年齢分の1」に相当するというわけですね。
この法則に当てはめると、年齢が高い方が時間の流れが早いと感じるのも納得できるのではないでしょうか?
10才の少年は70才のお爺ちゃんの7倍の時間を感じ取っているという事になりますね。
人生はガソリンメーターだ
ジャネーの法則に納得がいくと、人生ってガソリンメーターの減り方に似ていると思えてきませんか?
僕の車はガソリン満タンでスタートすれば最長で500kmくらい走行できるんです。満タン時のガソリンメーターはMAXを指しており、100kmくらい走行しても殆どメーターは下がらないんですよ。
しかし、350kmくらい走行すると既に半分くらいまでメーターが下がり、その先は加速度的に一気にメーターが下がります。
最初は緩やかにメーターが下がりますが、徐々に下がるスピードが増すんですね。
後半から一気に減っていく感じを人生に重ねてみると、ちょっと怖い気がしてきます( ゚Д゚)
年齢と感覚時間の関係
人生の早さに恐怖を感じたところで、ジャネーの法則に従い、人生の時間の感覚を数字で表してみました。
人生を80年として考え、1才の1年間の感覚は1/1、2才の感覚は1/2、3才の感覚は1/3・・・を繰り返して80才まで計算します。
そして、その数字を人生の感覚時間としてカウントし、各年齢ごとに通算してみると下記のような表にまとめることができます。
ガーン!これは衝撃的っ!
この表から考えると、30才の時点で人生の80%は終了している計算になるんですね。あなたの人生はどのくらい経過しているでしょうか?
あくまでもジャネーの法則に従い、計算してみるとこのようになるだけです。時間感覚は人によって様々ですし、「何をしているか?」によっても異なりますので、深く考えないようにしましょうか・・・(;^ω^)
怖くなってしまいますから。
それでは、年齢と共に時間感覚が早いと感じられる理由の2つ目をみていきましょう。
経験により時間感覚を早く感じる
人間の脳は、一度経験した事や慣れ親しんだ環境での生活では時間の経過が早く感じられるように出来ています。
反対に、初めて行く場所、初めてする体験、新しい学びなど新鮮味のある出来事は、とても長く感じられると言われています。
一般的に子供時代の方が大人になってからよりも新鮮味のある出来事が多いので、子供時代は時間がゆっくりと感じられ、年齢を重ねるごとに時間が経つのが早く感じるのですね。
僕は小さい頃、幼稚園に2年間通っていたのですが、最初の1年間はえらく長く感じたのを今でも覚えております。幼稚園は大嫌いだったので、最初の1年が終わった後、「まだあと1年も通うのか~やだな~」と幼心に思っておりました。
今思えば、幼稚園って人生初の「社会的コミュニティー」ですので、その急激な生活環境の変化により相当な長さの時間を感じたのも納得がいきます。
また、仕事で上手くいかない事があったり、問題が発生した場合など、解決策を考えたり新しい方法を試してみたりする時間は、とても長く感じられるもの。
これらの事から、もしあなたが普段の生活が安定していて、変わり映えのない生活を送っていたとしたら要注意!
どんどんと時間の流れを早く感じることになり、アッと言う間に定年を迎えてしまうかもしれませんよ?
では、どのような事に気を付けたら良いのでしょう?ポイントは3つ。
- 新しい事にチャレンジする
- いろいろな事に好奇心を持つ
- 考えて行動する
年齢を重ねると新しい事にチャレンジする機会も減ってきますし、好奇心も子供の頃に比べると落ちてしまうのが一般的。
しかし、大人になったからといってまだまだ知らない事や面白い事があるはず。何事にも興味を持って新しい事にチャレンジしてみるのが、時間を長く感じるポイントです。
また、日常が殆ど考えることなく行動できているマンネリ状態も良くありません。行動するときには考えて行動するクセを付けてみましょう。
何も考えず無意識に行動するよりも、考えながら行動する方が人生が充実し、より長い時間を体感する事ができるはずですよ。
ちなみに、ケンタッキー・フライドチキンの創始者である、カーネル・サンダースは、65才で起業して73才の時点で600店舗にまで会社の規模を成長させました。
こんな人もいるのだから、年齢を理由に何かを諦めるのはもったいないかと思います。
心拍数と時間感覚の関係
心拍数によっても時間感覚が変わると言われております。つまり、心拍数が多いほど時間を長く感じ、少ないほど短く感じるということですね。そして、一般的に子供の方が大人よりも心拍数は多いようです。
それでは、普段の生活で考えてみましょう。僕は体を鍛えるために毎日1キロくらいの距離をランニングをしていた時期がありました。
ランニングをしている時の心拍数は通常よりも多くなります。1キロを走るのって、たったの4~5分くらいの時間なんですが、その時の時間はメチャクチャ長く感じました。
それこそ、30分くらい走っているような感じでしたね。つまり、スポーツなどをして心拍数が上がっている状態だと時間を長く感じるという事です。
反対に、テレビをみて「ぬべーっ」としている時間。まぁリラックスしている時間ですね。こんな状態は意外に「あれっ?もうこんな時間!」と時間の流れは勢いを増します。
ですので、ダラダラして過ごすよりもシャキシャキして過ごす方が人生が充実し、時間を有効に使うことができるという訳ですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?年齢を重ねると共に時間感覚が早く感じられる理由について、おわかりいただけたかと思います。まとめると、このような感じ。
- ジャネーの法則
- 経験により時間感覚を早く感じる
- 心拍数と時間感覚の関係
少しでも時間を長く感じられるコツとしては、
- 新しい事にチャレンジする
- いろいろな事に好奇心を持つ
- 考えて行動する
- シャキシャキ行動する
となります。たった一度の人生ですので時間を大切にして、楽しく充実した人生にしたいもの。
世間では、時間の大切さがイマイチ浸透していないような気がしますが、本来、時間って本当に貴重なものと思います。なぜなら、一度過ぎ去ってしまった時間は二度と戻らないから。
タイムイズマネーという言葉がありますが、実際はマネーよりも価値は高いものと思って間違いないでしょう。
ちょっと長くなりましたが、この記事をキッカケに時間の大切さを再認識して、充実した時間の使い方をしていただければ嬉しいです。
以上、「時間が早い!年齢によって感じ方が異なる3つの理由」でした。
WRITTER :もやこう