「ハイエース」というと、デカイし重いし運転が難しそうだし・・・と、とっつきにくい印象があるかもしれません。僕もハイエースには苦手意識をもっていた一人なんですよ。
ケチな話ですが、料金を安く済まそうと業者に頼らずに自力で引越しを完了させるため、ハイエースを運転する事になったのです。
普段はコンパクトカーに乗っているので、細い道でもガンガン入っていけますし、すれ違いも特に不安はありませんし、駐車も一発で決まります。
そんな車に慣れているせいか、レンタル前は「細い道の交差点で擦ってしまったらどうしよう」とか「駐車で隣の車にぶつかったらどうしよう」など、色々と心配していました。
そして、運転当日、いきなりトラブルが発生。使うはずのルートが封鎖されて、市民マラソン大会の会場になってしまったのです!このため、急きょルートを変更して細い道を通る事に。
いきなりの出来事だったので焦りましたが、お蔭で細い道を何度も経験する事ができ、その際、いくつかコツがある事に気が付きました。
慣れれば運転は意外と簡単で、最初の不安はどこへやらという感じでしたよ。
というわけで、今回はハイエースの運転のコツを徹底的に解説します!
ハイエース運転のコツ4選
冒頭にもありますが、ハイエースは見た目どおりデカイし重いです。なので、車体の「大きさ」と「重さ」を意識するようにしましょう。
車体が大きいと交差点や駐車の際にボディをぶつけてしまう可能性も上がります。そして、車体が重いとブレーキで止まるのにかかる距離も伸びやすくなるんです。
これらの事を踏まえて、ハイエースの運転における4つのコツをみていきましょう。
- コツ1:右左折は大回りしよう
- コツ2:駐車の時はサイドミラーを活用しよう
- コツ3:ブレーキは早めにかけよう
- コツ4:ルートは事前に把握しておこう
それでは各コツについて詳しくみていきましょう。
ハイエース運転のコツ1:右左折は大回りしよう
ハイエースと普通の車の最も大きな違いは、運転席のポジションです。なお、普通の車は僕の所有車である一般的なコンパクトカーをイメージしてくださいね。
ハイエースの運転席は前輪の上部にあり、上から見るとかなり前方にあることが判ります。
一方、普通の車は、前方にボンネットがあるので、運転席は上から見ると中央付近にあることが判ります。
この結果、ハイエースを普通の車の感覚で右左折すると、間違いなくサイドボディを擦ってしまうんですよね((+_+))なので、右左折する際は、
- 必ず大回りする
ここを意識しましょう。目安として、ボディの中央付近が支点になるように曲がると上手くいきます。
ボディの中央は後部座席付近なので交差点に入る時、後部座席部分が道路に差し掛かかるタイミングでハンドルを曲がりたい方向に全て切ると良いですよ。
但し、ハンドルを切るタイミングが遅すぎると膨らみ過ぎてしまうので注意が必要です。
実際に運転した感じだと、全開までハンドルを切ると思った以上に曲がるので、「気持ち出過ぎたかな?」と思ってもしっかりと曲がりきれました。
2・3回やってみると自分なりのコツがつかめるはずなので、感覚を体で覚える事が大切です。
ハイエース運転のコツ2:駐車の時はサイドミラーを活用しよう
レンタカーにバックモニターが装着されていれば良いですが、僕がレンタルした時はバックモニターが付いていませんでした。
ですが、ご安心下さい。バックモニターがなくても駐車には困りませんでしたので。もちろん、後部に何か障害物がないかどうか確認してから駐車する必要があるので、予めスペースの安全確認はしておくようにしましょうね。
友達に誘導してもらうと確実です。では、本題に入りましょう。駐車時の重要ポイントは、
- サイドミラーをしっかりと確認する
ここを意識しましょう。
最初に駐車を開始するポジションを決めましょう。ここではハンドルを右に切る場合を考えます。
開始ポジションは、右隣の車の左前方とあなたが運転する車の右後方がギリギリになるくらいになるまで近づきます。大体30cmくらいが目安。それ以上近づくと万が一の時にヒットしてしまう可能性があるので注意して下さいね。
角度は、駐車場に対して30~45度くらいの角度をつけるイメージです。次に右のサイドミラーで右隣の車にヒットしない事を確認しながらハンドルを切らずにバックを開始します。
左側の後方が駐車スペースに差し掛かったあたりでハンドルを右に切りましょう。この時点で、右隣の車にヒットすることはありませんので、今度は左のサイドミラーで後方確認。
この時、左隣の車との間隔と駐車場の線を意識しましょう。安全確認ができ、駐車スペースと車体が平行になった時点でハンドルを戻してそのままバックします。これで駐車は完了です♪
もちろん、全工程で後方確認は怠らないようにしましょう。荷物が邪魔でルームミラーに映っていなければ、車から降りて実際に見に行ってもOKですよ。
ハイエース運転のコツ3:ブレーキは早めにかけよう
ハイエースは、普通の車よりも車重が重く、ブレーキの効きもあまり良いとは言えません。なので、普段よりも早めのブレーキ対応が求められます。
目安として、通常のブレーキタイミングよりも1秒ほど早めにブレーキを踏むのが丁度いいと思います。
車が完全に停止するまでにかかる時間も若干長めなので、確実に止まるまでブレーキングしましょう。
速度も普段よりも落として安全運転を心掛けることも大切なポイントです。
ハイエース運転のコツ4:ルートは事前に把握しておこう
冒頭でハイエースは見た目よりは運転が楽だと書きましたが、何だかんだ言っても普段運転しているコンパクトカーよりは運転しづらいです(-_-;)
ですので、初めての場合、極端に狭い道を運転するのはやっぱり危険かと思います。引越しでハイエースを使う時は、事前にどのようなルートを通るのか把握しておけば、「こんな道通れないよー!」という事態はなくなるはず。
通りやすい道とは、下記の2点です。
- すれ違い可能な広い道
- 信号のある交差点
どんな道なのか事前にチェックする際は「グーグルマップのストリートビュー」を利用すると便利です。
ハイエースプチ情報:意外と小さな最小回転半径
ハイエースの車格は普通の車と比較するとかなり大きいですが、意外と最小回転半径は小さいのです。
最小回転半径・・・ちょっと聞き慣れない言葉が出てきましたが、簡単に説明しておきますね。
「ハンドルを片方に目いっぱい切った状態で旋回した際、一番外側のタイヤが描く軌跡の半径」を最小回転半径といいます。「小回りの利きやすさ」の目安になる数値のことですね。
僕が普段から使っている車はコンパクトカーですが、最小回転半径はカタログを見ると、「5.2m」でした。一方、ハイエースはというと・・・「5.2m」なんです。
僕のコンパクトカーは、このクラスにしては最小回転半径が大きいのですが、まさかハイエースと同じとは思いもしませんでした。
ということは、ハイエースは見た目よりも遙かに小回りの利く車ということが言えますね。
ハイエース運転のコツ~さいごに~
ハイエースを運転するコツについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめるとこんな感じになります。
- コツ1:右左折は大回りしよう
- コツ2:駐車の時はサイドミラーを活用しよう
- コツ3:ブレーキは早めにかけよう
- コツ4:ルートは事前に把握しておこう
というわけで、運転のコツをつかんでもらえたかと思います。僕も実際に運転するまではドキドキでしたが、いざ運転席に座ってみるともう後戻りはできないので、意外に落ち着くことができました。
まずはやってみることが大切かと思います。
以上、「ハイエースの運転のコツ!実際に運転した僕が徹底解説するよ♪」でした。ここまでお読みいただきありがとうございます。
WRITTER :もやこう