「普通為替証書」ってあまり聞き慣れない言葉かと思います。先日、契約中のネット会社から一通の「普通為替証書」が届きました。数か月前、ネット環境を他社に変更したところ、「乗り換え割り」というサービスがあったんですよ。
内容は、「今までのネット会社への解約金を当社で負担します」というもの。こんな理由から、ネット会社から普通為替証書が送られてきたんですね♪
受け取ったのはいいのですが、何やら記入欄がたくさんあるし、必要事項の書き方が一見難しそう・・・。よく見ると本人はもちろんですが代理人でも換金できるみたい。
というわけで、今回は「普通為替証書」の代理人に委任する場合の書き方・本人が換金する場合の書き方・その他の注意事項について徹底的に調べてみましたよ。
それではいってみましょう!
普通為替証書の書き方~代理人が換金する場合~
代理人に換金を委任する場合の書き方を解説していきますね。まず、普通為替証書には、表面と裏面がありますので確認してみましょう。そして、
- 委任する人(代理人にお願いする人)は、裏面に記入。
- 代理人を引き受ける人は、表面に記入。
ここをおさえておきましょう。
つまり、代理人に普通為替証書を渡す前に裏面は記入しておく必要がありますので、忘れないように!
何も記入せずに渡してしまったら、代理人になった方はコレどうするの・・・?と茫然としてしまいますからね(;^ω^)
では、具体的な書き方の解説に移りましょう。
委任する人の書き方
委任する人は、「裏面」に記入します。記入箇所は、全部で3か所。印鑑はシャチハタでもOKです。
2.委任する人が自分の住所と名前をフルネームで記入。
3.印鑑も忘れずに押印する。
代理人を引き受ける人の書き方
続いて、代理人を引き受ける人は、「表面」に記入します。こちらも全部で3か所。こちらも印鑑はシャチハタでもOKですよ。
1.代理人の住所を記入。
2.「委任した人の名前 代理人」という形で記入。
例:鈴木太郎さんが鈴木花子さんに代理人をお願いした場合、
代理人である花子さんが「鈴木太郎 代理人」と記入します。
3.代理人の印鑑を押印。
普通為替証書の書き方~「指定受取人 おなまえ」の欄は?~
あれ?よく見ると表面の「指定受取人 おなまえ」欄が残っていますねぇ。しかし、ご安心ください。普通為替証書を受け取ったあなたは、特に記入しなくてOKなんです。
この欄は証書を送る人が、受取人を限定したい場合に記入する欄になっているんですよ。送られてきた時点で空欄であれば、特に何も記入する必要はありません。
ちなみに、僕はこの事を知らずに真っ先に自分の名前を記入してしまいましたが、普通に換金することができましたよ。ですので、お金を受け取る人の名前を記入してしまっても問題はありません。
ただし、ここにテキトーな名前を記入してしまうと、記入した名前の人だけしかお金を受け取りに行けなくなりますので注意しましょう!
代理人が換金する場合の書き方については、おわかり頂けたかと思います。本人が換金する場合の書き方は簡単なので、さらっと説明していきますね。
普通為替証書の書き方~本人が換金する場合~
本人が換金する場合は簡単です。記入面は表面だけで、記入箇所は全部で3か所。
1.本人の住所を記入。
2.本人の名前をフルネームで記入。
3.本人の印鑑を押印。
簡単ですね?しつこいようですが、左上の指定受取人の欄は空欄となり、ついつい埋めたくなりますが、ここは空欄のままでOKですよ♪
ここまで書けたらいよいよ換金です。換金の際も色々と疑問があるかと思います。次のセクションでありがちな疑問について解消していきますね。
普通為替証書の書き方~忘れちゃいけない重要ポイント~
持参する物は?
持参する物は全部で3つ。
- 普通為替証書
- 身分証明書
- 印鑑
1つ目は当たり前なんですが「普通為替証書」ですね。家でバッチリ記入して、さあ郵便局に換金しにいこう!と勢いよく出かけてしまうと、紙っぺら1枚なので意外に忘れやすいです。
クリアファイルなどに入れた後、カバンにしっかりと入れた事を確認してから出かけましょう。
2つ目は身分証明書。換金を行うのが本人であれば、ご自分の身分証明書があればOK。
換金を行うのが代理人の場合は、委任した人と代理人2名分の身分証明書が必要となります。身分証明書は運転免許証や健康保険証等があれば大丈夫です。
ちなみに、僕の場合、郵便局の窓口の方が厳しくない方だったので、特に身分証明書の提示は求められませんでした。
3つ目は印鑑。印鑑は押印してから換金に行くと思いますが、訂正が発生した場合などに必要になるので、念のために持って行った方が良いでしょう。
換金は平日のみなので要注意!
換金はゆうちょ銀行もしくは郵便局の「貯金窓口」で行います。ただし、土日には換金ができませんのでご注意くださいね。
郵便局の窓口ならいつでも対応していると思っていたので、土曜日の午前中に行ったみたんですよ。そうしたら、「本日は普通為替証書の取扱はしておりません。
換金は、平日の9~16時の時間帯にお願いします。」とキッパリ言われてしまいました(-_-;)
というわけで、換金は必ず、「貯金窓口」で行い、平日の9~16時の時間帯に行くようにお願いします。それ以外の窓口や時間帯では、仮に職員がいても対応してくれませんので充分に注意しましょう!
間違えやすいのが、「ゆうゆう窓口」。こちらの窓口では為替の取扱はしていないので要注意です。
未成年でも大丈夫?
大人になると自分が子供だった頃を忘れてしまいがちですが、未成年ですと色々と法律的に不可能なこともたくさんあるものです。
しかし、ご安心ください。普通為替証書の換金は未成年の方でも大丈夫ですよ。
未成年の場合、運転免許証などを持っていない場合が多いので、身分証明書としては学生証などを提示するようにしましょう。
手数料はかかるの?
換金に手数料はかかるのでしょうか?答えはNO。お金を受け取る際に手数料は一切かかりませんよ。
僕は、普段はお金を払う側の人間なので、換金したときは不思議な感じがしましたよ。
普通為替証書の読み方は?
読み方はもしかしたら読めない方もいるかもしれませんね。今さらですが、「ふつうかわせしょうしょ」と読みます。
仮に読めなくても、郵便局の貯金窓口で「コレ、お願いします。」で通じますが、一応ちゃんとした読み方を覚えておいた方がベターかと思います。
ちなみに、僕は「コレ、お願いします。」で換金しました(;^ω^)
期限切れになっちゃった・・・
普通為替証書には換金の期限が設けられています。換金の先延ばしが続き、うっかり期限切れになってしまったらどうなるんでしょう?
ご安心ください。期限切れになっても再交付が可能になっているんです。換金の際と同様の窓口で、再交付のお願いをすると対応してくれますよ。
ただし、再交付にも期限があります。それは、発行日から5年間です。この期限を過ぎてしまうと、再交付もできませんし、換金もできなくなりますのでご注意くださいね。
普通為替証書の書き方~さいごに~
いかがでしたでしょうか?普通為替証書の書き方やその他の注意点についてお分かりいただけたかと思います。一見、難しそうでしたがやれば簡単ですよね?
僕は土曜日に一度郵便局に行き、平日にわざわざ出直してやっとの思いでお金を受け取る事ができました。
しかし、代理人でも手続きは可能なので、平日に行ける代理人にお願いできるのであれば、頼んでしまっても良いと思います。
僕の場合、勢い余って「指定受取人」の欄に自分の名前を記入してしまったので、代理人にお願いする事ができなくなってしまいましたが(;^ω^)
この記事が役に立ったと思われた方は感想などをコメントしていただけるととても嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、「普通為替証書の書き方!代理人でもOK?写真解説で楽々解決」でした。
WRITTER :もやこう