お正月の遊びは色々あると思いますが・・・、現代っ子に是非おすすめしたいのは、やっぱり「凧揚げ」!凧揚げは、けん玉やヨーヨーのように昔ながらの遊びというイメージがあると思いますが、実は現役バリバリに活躍している遊びの1つとなっております。
去年の冬の話ですが、とある家電量販店に行ったところ、昔懐かしの凧が普通に販売されていることに気がつきました。
しばらく、「子供の頃はこんな凧で遊んでいたなー」と思いつつ、手に取ってじっくり見てしまいました。←でも買わない(;^ω^)
現代っ子は、家でゲームばかりやっているのかと思っていましたが、外で遊ぶ文化もまだ残っていたんだなぁと思い、ちょっと安心しましたよ(^.^)
凧揚げってやり方を知らなかったり、コツを掴んでいなかったり、環境が良くなかったりするとなかなか上手く揚がらなかったりするんですよね?
また、二人でやれば上手くいく事が多いですが、やはり一人でやるとこれまた結構難しいもの。僕も小さい頃は、父親や兄と一緒にお正月は凧揚げをやったものでした。
凧揚げはコツを覚えれば誰もが簡単に楽しめるお手軽な遊びです。
というわけで、今日は、子供と一緒に凧揚げをしていてお手本を見せたいと思っている「パパ」さんへ凧揚げのやり方を語っていきたいと思います!それではスタート。
凧揚げのやり方のポイント
一口に凧揚げのやり方といっても色々な条件が合わさって初めて上手く凧を揚げることができます。ポイントは、下記のようになります。それぞれについて詳しくみていきましょう。
- 天候
- 場所
- 季節
- 二人で協力する
天候
まずは、天候ですね。凧揚げに適した天候はもちろん晴れ!そして、更に大事なポイントは風です!凧は、ある程度の風が無いと上手く揚がってくれません。
では、ある程度の風ってどのくらいの風なんでしょう?なかなか言葉で表すのは難しいですが、木の葉がザワザワと揺れ、体感的に「今日、風があるなぁ」と自然に思えるくらいがベストです。天気予報の風予報で言うなら、風速3~5mくらいですね。
僕も子供の頃に凧揚げをしていましたが、全然上手く揚がらない時は確かに風が吹いていませんでした。
凧の揚げ始めは走って揚げるのですが、走れば一時的に凧が揚がる感じになるんですよね。この時に、しっかりとした風があればスムーズに揚がっていくはずなんですが、当時は理屈が判っていなかったので何回もチャレンジしていたのを覚えております(;^ω^)
場所
凧揚げに適した場所は、風を遮るものがなくて広い場所です。海岸・河川敷・学校の校庭などがぴったりですね。
僕の経験上、良い風が吹きやすいのは海岸→河川敷→学校の校庭の順でした。反対に、小さな公園や空き地など、周りに建物があり風が吹き抜けない場所ですと、凧揚げに適した環境とは言えません。
子供の頃、凧揚げをして失敗をした際は、やはり周りに建物が立ち並ぶ「空き地」でした。このような狭い場所ですと、電柱や電線もありますので、凧がこれらにからまったり引っかかる危険性もあります。ですので、狭い場所では絶対にやらないようにしましょう。
季節
意外なことに季節も大切なポイントになっています。お正月に揚げるイメージの強い凧揚げですので、最も適しているのはやっぱり冬!
では、なぜ冬が最も凧揚げに適した季節なのでしょうか?理由は、雨が少なく上昇気流が発生しやすいためです。
ちなみに、夏場でも上昇気流は発生することもありますが、夏の場合は同時に雷が発生する可能性もあり非常に危険です。というわけで、ベストな季節は冬!やはり、お正月に凧揚げをするというのは理にかなったことなんですね。
二人で協力する
これまで、凧揚げに適した環境について紹介してきました。ここからは具体的な凧揚げのやり方の手順について、コツを交えて説明していきますね!
冒頭でも書きましたとおり、一人で揚げるよりも二人で協力したほうが簡単に揚げられます。それでは、手順をみていきましょう。凧は普通の三角形のものをイメージしてくださいね。
具体的にはこんな感じの物です↓↓↓
ディズニーカーズカイト No780 池田工業社
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◆手順1
一人が凧を両手で持ち、もう一人は凧糸を5m程度伸ばし、走る準備をします。この時、糸をピンと張るように構えるのがコツですよ。
◆手順2
凧糸を持った一人が走り出すのと同時に、凧を持った一人は凧を上空に投げ上げるようにしましょう。二人で息を合わせて、「3・2・1・ゴー!」など声を出し合って協力するのがコツですね。
◆手順3
凧糸を持った方は凧が揚がるのを確認しつつ、とにかく走ります。凧が揚がるのを確認せずに走ると、弧を描いて凧が地面に勢いよく激突してしまうこともあるので注意が必要です!全力で走るとすぐにバテてしまうのでゆっくりと走るのがコツですよ。
◆手順4
走りながら少しづつ凧糸を伸ばすようにしましょう。凧が上手く揚がっていけばたるむことなく、どんどん糸が伸びていきます。この状態までいけば、凧は風を捕らえて自然とぐんぐん上空へ揚がっていくはずです。糸のたるみをチェックしながら、常にテンションを保つようにしましょう。たまにクイクイ糸を引っ張るのがコツですね。
一人で簡単に揚げる方法
凧揚げに適した環境で二人でやれば簡単に揚がる凧ですが、一人で凧揚げをせざるを得ない状況もあることでしょう。というわけで、僕が実際にやってみて上手くいった、一人で揚げる簡単な方法をご紹介しますね。
風の強い海岸で揚げる
小学生の頃、お正月に父親と兄と僕の3人で海岸まで、凧を揚げに行ったときの話です。最初は兄と二人で協力して凧揚げを楽しんでいました。
しかし、二人兄弟ですので、協力せずに「それぞれが一人づつ凧を揚げたい」という欲求が生まれてくるんですね。
ラッキーな事に、この時は海風が強く、凧揚げのコンディションとしては最高の状態でした。一人でも、海を背にした状態で、三角形の凧を上空に揚げるだけですぐに風を捕らえて簡単に揚げる事ができましたよ。
一度、風を捕らえる事ができれば糸のテンションが適度に保たれているのを確認しながら少しづつ糸を伸ばしていくだけでOK。テンションが緩くなってきたらクイクイ糸を引っぱって調整しましょう。
このように、風の強い海岸で凧揚げを行えば、走る必要もなく一人でも簡単に凧揚げをする事が可能です。
ただし、1つだけ注意ポイントがあります。あまりにも簡単に凧揚げができるので、グングン揚がっていく凧に夢中になってしまいますが、背後には海があることを忘れないようにしましょう。
波は大小色々ありますし、潮の満ち引きもあります。「ついさっきまで砂浜だったのにいつの間にか海になってた」なんて事がよくあります。
海の存在をつい忘れてしまうと、海に足元が飲み込まれる羽目になってしまいます。冬の海は冷たいですし、一度海に浸かるとなかなか乾きません。常に背後の海には注意するようにしましょうね!
最後に
凧揚げのやり方について、コツを交えて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
子供だけでも頑張れば揚げる事ができると思いますが、こんな時、やはりパパが「チョチョイのチョイ」で簡単にお手本を見せてあげたら子供としても嬉しいはず。
子供に是非カッコイイところを見せてあげてくださいね!(^^)!
凧揚げでは手順も重要ですが、「環境」が非常に重要ということが判りましたね。最後に、どんな環境が凧揚げに適しているのかポイントをまとめてみました。
- 晴れていて適度な風が吹いている
- 海岸・河川敷・学校の校庭は良い風が吹きやすい
- 凧揚げにベストな季節は冬!
以上、「凧揚げのやり方!コツを覚えれば誰にでも簡単にできる!」でした。
WRITTER :もやこう