真夏の迷惑な虫といえば・・・真っ先に思いつくのが「蚊」です!百害あって一利なしという言葉がぴったりくるような虫ですが、夏が終わるといつの間にかいなくなっていますよね?そういえば、「蚊」って冬はどこにいるものなんでしょうか?
地味に気になる話題かと思います。もしかして、夏限定の虫?それとも、実は冬でも意外な所でバリバリ活動していたりして・・・。
僕は毎年、夏場は蚊と格闘する日々を過ごしておりますが、冬場でも蚊と遭遇した事があるんですよ。その時、「これは何かの間違いかな?本来、冬場の蚊ってどのように過ごしているのかな?」という疑問が湧いて来たんですね。
というわけで、今日は「蚊は冬はどこにいるのか?」という疑問についてじっくり調べてみましたのでお伝えしたいと思います!合わせて、日本に生息する代表的な3種類の蚊についてもご紹介しますね。また、オマケ情報として蚊の豆知識についてもお伝えします。
それではスタート!!
冬の蚊はどこにいる?
一口に冬の蚊といっても日本には人を刺す蚊は主に3種類います。
- アカイエカ
- チカイエカ
- ヒトスジシマカ
それぞれ、冬の間はどこにいるのでしょう?(それぞれの蚊については、後半で紹介しますね。)
冬のアカイエカはどこにいる?
冬のアカイエカはどこにいるのかというと、「押し入れの中」や「縁の下」、「洞穴の中」をねぐらにして成虫の姿で越冬します。
ただし、越冬しているのは秋の終わりに羽化をしたメスだけでオスは越冬できずに死滅してしまいます。
強い女性が増えてきた現代社会ですが、蚊の世界もやはりオスよりもメスの方が生命力が高いようですねぇ。
冬のチカイエカはどこにいる?
残念ながらチカイエカの画像が用意できませんでしたが、アカイエカと殆ど同じ姿をしています。
では本題、冬のチカイエカはどこにいるのでしょう?それは、「マンションの部屋の中」や「地下鉄」・「会社のオフィス内」に成虫の姿で普通にいます。
どういう事かというと、チカイエカはアカイエカに酷似した種類ですが、1年を通して活動できる「アカイエカの強化版」みたいな種類なのです。つまり、冬でも活動できるので冬に蚊を見かけたらほぼコイツの事になります。
とはいえ、チカイエカはある程度寒くても活動できますが、やはり適温時の方がハイパフォーマンスを発揮できるので冬場の活動はちょっと鈍い事が多いです。
ちなみに、アカイエカは北海道にはいますがチカイエカは北海道にはいません。寒さに強い種族なのに不思議ですよねぇ。
冬のヒトスジシマカ(ヤブカ)はどこにいる?
ヒトスジシマカは冬はどこにいるのでしょう?答えは、「水の中」です。どういう事かというと、成虫は冬には死滅してしまいますが、卵の状態で越冬するのです。
卵は、野外の水のある場所なら色々な所に産み付けられますが、ヒトスジシマカの場合は主に水田、池、水たまり、井戸などが挙げられます。
空き缶や空き瓶の中に貯まった水に産み付けられる場合もあります。家の周りにこのような蚊の発生源になりうる所があれば、要注意かもしれませんね!
ところで、冬場の蚊(チカイエカ)に遭遇してしまったらどのように対策したら良いのでしょうか?次のセクションでみていきましょう。
冬場の蚊はこれで対策しよう
対策としては、去年から僕の家で導入している「蚊がいなくなるスプレー」がかなりおすすめです。
このスプレーは蚊がいる部屋にワンプッシュするだけで、自然と蚊を死滅させる事ができる優れもの。その効果はプッシュしてから12時間持続するんです。
「本当にワンプッシュでいいの~?」と疑いたくなるかもしれませんが、僕が実際に使ってみたところ、間違いなくワンプッシュで効果は抜群でした。
また、僕の家では他にも「バチコロ」というラケット型のグッズを使っていた時期がありましたが、これは「何が何でも直接退治したい!」という方向けのグッズになります。
バチコロについては、こちらの記事で詳しく紹介しておりますので参考にしてみてくださいね。
⇒「蚊」退治用ラケットの効果!使い方から安全性までわかりやすく解説
次のセクションでは、今回紹介した3種類の蚊を簡単に解説していきますね。
日本3大蚊を紹介
それでは日本3大蚊の説明をしたいと思います。
ちなみに、アカイエカとチカイエカの見た目は殆ど同じです(笑)。名前も「ア」と「チ」の違いしかありませんしね。
オマケ:蚊の豆知識
蚊に刺されると腫れて痒くなりますよね?一体、何故痒くなってしまうのでしょうか?答えは、「蚊に注入される成分によってアレルギー反応を起こすから」です。
蚊が吸血の際に使う成分には、「麻酔機能」と「血が固まるのを防ぐ機能」の2つがあります。
麻酔機能は吸血に気づかれないようにする効果があります。血が固まらなくなる機能は、吸血した血が固まらなくなる効果があります。
蚊が吸血をする際、最初にこの成分をターゲットの体に注入します。この間、約15秒。
その後、この成分ごと吸血を行うことになります。吸血には約2分15秒かかります。合計で約2分半という計算になりますね。
なので、最初の15秒で蚊に気づいてパチンとやってしまうとアレルギー反応を起こす成分だけが残る事になり、より痒みが強くなってしまうと言われています。
反対に、この成分ごと吸血を行うのでMAXまでガマンして血を吸わせてあげた方が、成分が残りにくくなるので痒みも弱くなると言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「蚊」は冬はどこにいるのか?という素朴な疑問について紹介しましたが、種類によって色々異なる事が分かりましたね!
まとめるとこんな感じになります。
- アカイエカ→「押し入れの中」「縁の下」「洞穴の中」で成虫のメスのみが越冬。
- チカイエカ→1年を通してオスメスともに活動。「マンションの部屋の中」「地下鉄」「会社の職場」などで普通に活動している。
- ヒトスジシマカ→卵の状態で越冬。卵は、水田、池、水たまり、井戸などに産み付けられる。
日常生活の中でよく目にする「蚊」ですが、意外とその生態については知らない事が多いかと思います。他にも身近な事に着目すると色々な発見があるかもしれませんね!
以上、「蚊って冬はどこにいる?種類によって異なるって本当?」でした。
WRITTER :もやこう