トナカイの角の役割!意外と知られていない使い方に注目!

クリスマスシーズンになると、街中ではサンタクロースとトナカイが目に付くようになりますね。トナカイの象徴と言えば、2本の立派な角。他の角のある動物もそうですが、角と言ったらオス同士の戦いをイメージすると思います。

でも、この角って普段の生活ではちょっと不便そうですし、何か他にも役割があるのでしょうか?更に、少し視野を広げて人間にとっても何か重要な役割を果たしているのでしょうか?

学校では色々な授業があったかと思いますが、「トナカイの角の役割って何?」という素朴な疑問については、教えてもらっていないはず。

以前にトナカイと鹿の違いを記事にしてからというもの、トナカイの生態への興味が強くなり、あれやこれやと調べているのですが、この角の役割って知れば知るほど面白いんですよね~。

そんな疑問を持ったあなたのために、今回、「トナカイの角の役割」について解り易くお伝えしたいと思います。それでは、一緒にみていきましょう。

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トナカイの角の役割はこんなにある!

一口にトナカイの角の役割は何?と言っても、トナカイ自身における役割はもちろんですが、人間にとっての役割という点も見逃せないと思います。

というわけで、「トナカイ編」と「人間編」に分けてお伝えしていきますね。それぞれの役割は次のようになります。次のセクションから各役割についてチェックしていきましょう!

■トナカイ編

  • 役割1:オス同士の戦いで使う武器
  • 役割2:エサを探す道具
  • 役割3:権威の象徴
  • 役割4:体温調節機能

■人間編

  • 役割5:漢方薬&サプリメントの材料
  • 役割6:お守り・装飾品・ボタンの留め具の材料

トナカイ編

トナカイ

役割1:オス同士の戦いで使う武器

トナカイの角の役割として最もポピュラーな役割がコレ!オス同士が縄張り争いや結婚相手を巡って戦うために自身の角を武器として使います

冒頭でも書いたとおり、角を持つ動物や昆虫は、戦いの際に角を武器として使う事が多いのですね。

トナカイの戦いの動画がありましたのでご覧ください↓

思ったより、やさしい戦いですね(^^)

ところで、角が生えているのはオスだけというパターンが一般的です。ところが、トナカイはなんとメスにも角が生えているのです。

これは意外ですよね?では、メス同士も良いオスを巡る戦いで、角を使うのでしょうか?答えはNO。詳しくは次のセクションで書いていきます。

役割2:エサを探す道具

メスにも角が生えているといっても、オスのように戦いに使ったりはしません。メスにも生えている理由は、エサの確保が難しくなる冬場に雪を掘ってエサを探すためなのです。ちなみに、トナカイは鹿の仲間ですが、鹿の仲間でメスにも角が生えているのはトナカイだけ。

なお、オスとメスでは角が生えている時期が異なるんです。オスは、春に生え始め、冬には抜け落ちます。メスは、春~初夏に生え始め、翌春~初夏に角は抜け落ちるようになっているんですね。

余談となりますが、12月にサンタクロースと行動を共にしているトナカイには角が生えているので、リアルに考えるとみんなメスのトナカイという事になります( ゚Д゚)

役割3:権威の象徴

最初に角はオス同士の戦いで使うと紹介しましたが、実際に角と角を突き合わせて戦う他、見た目も超重要なファクターとなっているんですよ。

大きさ・形状・存在感などの評価基準は色々ですが、総合的に立派な角を持っているトナカイこそ、権威あるトナカイとして生きる事ができるのです。

つまり、立派な角は権威の象徴であるという事ですね。立派な角を持ったトナカイを人間の男性で例えるならば・・・

イケメンで健康体、しかも、高給取りで思いやりがあってモテモテな男性という事になりますね(笑)。それだけ、オスのトナカイにとって角は超重要な物なのです!

役割4:体温調節機能

これまで3つの角の役割を紹介しましたが、もう1つ重要な役割がありました。それは体温を調節する機能。

トナカイの角は、生え始めの頃はまだ柔らかく、角の内部には血管が通っていて全体的に丸みを帯びています。その後、次第に角が固くなり血も通わなくなります。なお、血が通っている生え始めの角は「袋角」と呼ばれています。

そして、体温調節が出来るのはこの袋角の時だけ。トナカイは北極圏の動物なので暑さにはあまり強くありません。なので、角が生え始める暑い時期には袋角によって体温を調節することができるんです。

ちなみに、ゾウやウサギの耳も鹿の袋角のように沢山の血管が通っており、体温を調節する機能を備えています。

まだまだ、動物の世界には知られていない不思議がたくさんあるはず。これからも動物の不思議については定期的に調べてみたいと思います。

次のセクションからはトナカイの角の役割「人間編」を紹介します!

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人間編

役割5:漢方薬&サプリメントの材料

トナカイの角は人間にとっても重要な役割を果たしています。まずは漢方薬とサプリメントです。トナカイの角には、アルギニン・コラーゲン・カルシウム・マグネシウムが含まれており、漢方薬やサプリメントの材料として利用されます。

その効果は、一言でいうと「元気になる」です。北欧やシベリアでは、昔からこの事を知っており、「元気のもと」として利用されていました。

現在では、漢方薬やサプリメントの材料として利用されています。やはり、「権威の象徴」というだけあって、見た目だけではなく中身も伴っているという事になりますね!

楽天からは元気になるサプリも販売しています!もちろん、このサプリには「トナカイの角」が含まれていますよ。先人の知恵は、今も尚、現代に受け継がれているということですね。

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役割6:お守り・装飾品・ボタンの留め具の材料

トナカイの角は、身近な物でお守りや装飾品の材料としても使われているんです。スウェーデンでは、トナカイの角のお守りは恋愛成就に効き目があるといわれており、恋する乙女達の間でも人気があります(^.^)

また、フィンランドではトナカイの角を使ったアクセサリーも人気があり観光客用のお土産としても人気なんですよ。

そして、トナカイと共に生活をしている民族の人々は、毛皮のコートのボタンの留め具にもトナカイの角を利用しています。

そういえば、高校生の頃は冬場はダッフルコートを着て学校に通ったものですが、留め具は水牛の角を使っているとコート売り場の店員が言っておりました。動物の角は、固くて丈夫なので、人々が利用する物に結構使われているのですね~。

トナカイの角を使用したアクセサリーは楽天でも販売中!

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さいごに

いかがでしたでしょうか?トナカイの角の役割について解説してきましたが、オス同士が戦うための武器以外にも色々な役割がある事が判ってもらえたかと思います。

ところで、トナカイとよく似た生き物として鹿がいますよね。
この鹿とトナカイの違いについても過去に記事にしていますので、ぜひ合わせてご覧になってください♪

⇒トナカイと鹿の違い!7つのポイントで徹底比較

クリスマスシーズンは、ボーナスシーズンでもありますし、忘年会の機会も増える時期かと思います。そんな時に、ちょっとした小ネタとして「トナカイの角」について語ってみたらいかがでしょうか?

注目される事間違いなしですよ!(^^)!

以上「トナカイの角の役割!意外と知られていない使い方に注目!」でした。

WRITTER :もやこう