あなたがこのページに来ているということは、これから新たな趣味としてラジコンカー(以下、ラジコン)を始めようと思っているはず!しかし、いざラジコンを始めようと思っていても何を用意したらいいのか?どんなラジコンを買えばいいのか?色々と分からないことばかりかと思います。
実は僕、10代~20代の頃にラジコンを趣味にしていたので結構詳しいです。僕がやっていたのは、1/10サイズの電動ラジコンと呼ばれるもので、レース大会にも頻繁に参加しておりました。
まじめにやっていたので、タミヤチャレンジカップというレース大会の表彰台経験も何回かあります(^_-)-☆現在は結婚しており、自由に使えるお金が減っていて休止中ですが、チャンスがあれば復帰したいですね。
というわけで、ラジコン初心者におすすめの組み立てキットや必要な物を解説していきます!それではスタート。
ラジコンには完成品と組み立てキットがある!
ラジコンには、必要な物が全て入ったフルセットの「完成品」と自分で組み立てる「組み立てキット」の2種類があります。
完成品は、箱から出してバッテリーを充電すればすぐに走行が可能になるのでお手軽度はピカイチです。
組み立てキットは、「組み立て」という工程がありますので、最初はちょっと大変ですが、マシンの構造も理解できますし、組み立ての楽しさを味わることができます。
なお、組み立ては説明書をしっかり読んで作業すればつまづくことはないと思います。
ただ、初心者の方で、趣味としてラジコンを本格的に始めようと思っている方には、「完成品」はおすすめできません。
なぜなら、構造が理解できないから。ラジコンを走らせていると、クラッシュにより部品が破損したり、消耗して部品交換をするシーンに直面します。
そんな時、自分で組み立てたマシンであればどの部品が壊れたのかすぐに判りますし、部品交換も組み立てた時と同じようにやれば直ぐにできるんです。
というわけで、どんな組み立てキットを購入すれば良いのか、次のセクションから紹介していきますね!
やっぱりタミヤのラジコンがおすすめ
ラジコンを販売しているメーカーは、タミヤ、YOKOMO、京商などがありますが、メジャーなのはやはりタミヤです。そして、最もおすすめなのもタミヤのラジコン。
結構、昔の話ですが、日曜日の朝7時から放送していた「タミヤRCカーグランプリ」というラジコン番組を覚えている方も多いのではないでしょうか?当時、小学生だった僕は、番組内にミニ四駆コーナーもあったので毎週見ておりました。
タミヤのラジコンがおすすめな理由は2つあり、1つは組み立てが簡単であるから。もう1つはタミヤ製品の取扱いショップが多いからです。
ラジコンは、普通に走らせているだけで、消耗する部品も多々ありますので、頻繁に交換部品が必要になるんですね。そんなとき、交換部品がショップですぐに購入できないと、結構ストレスになってしまいます。
ところで、初心者の方がイチからラジコンを始めるとなると、何はなくともまずはラジコン本体を手に入れる必要がありますね。
ラジコンを始める上で最低限必要になる物は、ラジコン本体・プロポ・充電器・バッテリーなどです。ラジコン本体を組み立てる上で必要になる物もありますが、記事の後半でお伝えしますね。
◆ちょっと基礎知識
ここでちょっと基礎知識。電動ラジコンには、駆動方式が2種類ありシャフトドライブとベルトドライブがあるんです。前者はシャフトとギヤによってモーターの力をタイヤに伝達するのに対し、後者はベルトとギヤによってモーターの力をタイヤに伝達する仕組みになっています。
フィーリングとしては、シャフトは力強い加速が特長でクイックな挙動を示すのに対し、ベルトは加速はマイルドですがトップスピードの伸びが素晴らしいという特長があります。
おすすめ1:TTシリーズ
タミヤのラジコンで最も初心者におすすめなのがTTシリーズです。2016年9月現在、最も新しいのが「TT-02」(派生版を除く)です。
駆動方式はシャフトドライブ。初心者におすすめな理由としては、部品点数が比較的少なく組み立てが簡単であるのと、樹脂パーツが多くて丈夫だからです。
僕もそうだったのですが、初心者の頃はフェンスにガンガンぶつけることが多いです。そのため、ある程度の強度が必要になるんですね。
しかも、樹脂パーツなので仮に部品を破損しても交換費用が比較的安く済みます。これもTTシリーズの特長です。
しかし、欠点もあるんですよ。それはシャーシ(車体の事です)の限界性能が低いこと。ラジコンの楽しみの1つとして改造があります。
OPパーツと呼ばれる改造部品を使用して性能アップを図るのですが、TTシリーズは初心者におすすめの「組み立てキット」ですので、やはり性能の限界値が他のシリーズと比べるとどうしても低くなってしまうんです。
そこだけ目をつぶれば、初めてのラジコンとしてはかなりおすすめの1台ですね(^.^)
↓↓↓TT-02はこちらで購入できます!
|
おすすめ2:TBシリーズ
2つ目におすすめなのがTBシリーズ。現在、最も新しいのが「TB-04」(派生版を除く)となります。
TBシリーズの駆動方式もTTシリーズ同様にシャフトドライブ。TBシリーズは、初心者にはもちろんおすすめですが、少しステップアップしたい場合やレース参戦もOKな懐の深いマシンなんですよ。
なぜなら、TBはTTよりも、レース向きの仕様になっており、全体的なマシン精度も高いから。
僕は、最初に購入したのはTTシリーズの旧作であるTL-01で、ステップアップとして次に購入したのが、元祖TBシリーズのTB-01でした。
この時思ったのは「最初からTBで良かったじゃん・・・」という感情。つまり、マシン精度も高いのに、難しさもほとんど無いので、いきなりTBシリーズでも問題ないということですね。
一歩づつ着実にレベルアップしたい場合は、最初はTTシリーズがおすすめですが、既にラジコンをやっている友達に誘われて始めたりする場合は、いきなりTBシリーズの方が良いと言えるでしょう。
↓↓↓TB-04はこちらで購入できます!
|
おすすめ3:TAシリーズ
3つ目におすすめなのがTAシリーズ。現在、最も新しいのが「TA-07PRO」です。TAシリーズは、TTとTBと比較すると最もレース向きの仕様になっています。
駆動方式はベルトドライブ。TTとTBはシャフトドライブで実際の自動車と似た構造ですが、ベルトドライブはラジコン独自の構造になります。
先ほど、TAシリーズは初心者にもおすすめと言いましたが、ラジコンをイチから1人で始める場合は、実はあまりおすすめできません。理由は、調整箇所も多く、部品1つ1つが高価で、維持費が高くつくからです。
しかし、TBと同様、既にラジコン経験者の友達に誘われて始めるならば、初心者の方でもおすすめしたい一品ですね。友達がいれば、調整のポイントやクラッシュしないで走行するコツなど色々と教えてくれるはずですので、迷うことがなくなるからです。
僕は、TB-01の次に購入したのが「TA-05R」という組み立てキットでした。組み立ての難しさは、特にありませんが、印象的だったのはやはりマシン精度の高さですね。細かい微調整ができるところもグッドポイントの1つです。
マシンの基本パフォーマンスは高く、自分の思い通りのドライビングが可能になります。マシンを思い通りにコントロールできる快感は、実際に体験してみないと伝わらないと思いますので、是非、あたな自身の手で体感してみて下さいね(^.^)
↓↓↓詳しくはこちら。
|
他に必要なものは?
初心者におすすめなラジコンの組み立てキットを紹介しましたが、ラジコンを走らせるためには、キットを買っただけではダメなんです。他にも色々と必要なものがありますので、まとめて紹介していきますね。キット以外に必要なものは下記のようになります。
- プロポ&受信機&サーボ
- アンプ
- 充電器&バッテリー
- 組み立てに必要な工具
プロポなどの電子機器は高価な物が多いので慎重に選びたいもの。購入の際は経験者の友達やショップ店員に相談してから購入するようにしましょうね!
モーターについて触れていませんが、キットにモーターが付属している前提で解説していきます。キットによっては、モーターが付属していない事もありますのでご注意くださいね。
プロポ&受信機&サーボ
プロポとはラジコンの送信機のことで、ピストルの側面にタイヤが乗ったような形状のホイラータイプと箱にスティックが2本突き出ているスティックタイプがあります。
現在は、ホイラータイプが主流になっていますね。ただ、ラジコン界のレジェンドである広坂正美氏はスティックタイプを愛用していました。どちらを選ぶのかは好みでOK。
最初は、ミドルクラスの物を購入するのがおすすめです。なぜなら、初心者向けは機能が少なすぎますし、上級者向けは機能が多すぎて使いこなすのが難しいから。
ミドルクラスの定義があいまいですが、ざっくりとした基準は、マルチ液晶ディスプレーが搭載されていて、価格が約2万円以上(送信機・受信機のセット)が1つの目安になります。
続いて、受信機。受信機とは送信機から発信された情報を受信するための機器のことを言います。
そして、サーボ。サーボとは、ステアリング操作を行う機器のことを言い、実際の車で例えるならば、ハンドル操作を行う「腕」に当たります。
送信機・受信機は「2点セット」で販売しているケースが多く、サーボは単体での販売が主流です。初心者の方が最初に購入する際は、送受信機を2点セットで購入し、サーボを単体購入するのが良いでしょう。
なお、送受信機とサーボの互換性は、ショップ店員に確認したりメーカーのHPでチェックすると安心です。
アンプ
それでは、アンプの説明に入りましょう。アンプは、別名、「ESC(エレクトリック・スピード・コントローラー)」とも呼ばれます。
アンプの役割は、モーターへ送る電気を調整すること。もちろん、モーターに送る電気は送信機のスロットルで操縦者が調整するのですが、これをアンプによって更に微調整するイメージです。
これもプロポと同様にミドルクラスの物がおすすめ。アンプは、プロポメーカーと違っていても基本的にはOKです。
こちらもミドルクラスの定義があいまいですが、価格が1万円以上の物を選べばOKです。
最初からミドルクラスを選ぶ理由としては、1万円以下の物でも走行させるだけなら、全く問題はないのですが、モーターをより高回転の物に変えた時に対応できない物が多く、ステップアップした際に再びアンプを買い変える必要が出てくるから。
もちろん、お金に余裕があって段階を経てステップアップしたい場合は、最初は1万円以内の物からスタートするのもアリですね。
アンプを購入する際は、送受信機とサーボのように、念のため、事前に互換性を確認しておくと安心できると思います。
充電器&バッテリー
充電器とバッテリーも必要になります。昔は、ニッカドバッテリーが主流でしたが、その後、ニッケル水素バッテリーが登場しました。
最近では、更に新しいバッテリーである、LiFeバッテリーやLiPoバッテリーという種類も登場しています。
安くて扱いが簡単なのは、やはりニッカドバッテリーです。ただし、ラジコンを続けていく内に新しい種類のバッテリーが必要になると思いますので、充電器は色々なバッテリーに対応したものを購入することをおすすめします。
僕は初めてラジコンを始めたときは、予備知識がなかったので、最も初心者向けの充電器を購入しました。
数か月後、とても後悔することになりましたよ。なぜなら、新型のバッテリーにも対応していない、充電する電流値の調整もできない、家庭用コンセント(AC100V)でしか充電できないなど、他の充電器と比較すると性能に差がありすぎたから。
ですので、初心者の方でも充電器は、ある一定レベル以上の物を購入するようにしましょう。現役時代に2台目に買ったヨコモのYZ114シリーズ がおすすめです。
ある一定レベル以上の物を購入した方が良いと言いましたが、必要最低限あった方が良い機能としてはこのようになります。
- ニッカド、ニッケル水素、LiFe、LiPoに対応
- AC(交流)とDC(直流)の両方に対応している
- 充電電流が調整可能
- 放電機能付き
↓↓↓おすすめ充電器はこちら。
|
組み立てに必要な工具など
ラジコンを組み立てる際に必要になる工具は、まずはプラスドライバー(大・小)。そして、ニッパー、ボディを塗装する際のカラースプレー、タイヤを組み立てるときに必要な接着剤。基本的にはこのくらいです。
ある程度上達したら、あなた自身が必要と思える工具を揃えていけば良いと思います。ですので、最初は安い工具で充分ですよ。
まとめ
ラジコン初心者におすすめな組み立てキットを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?後半の「他に必要なもの」も色々ありすぎてボリュームが多くなってしまいましたが、ラジコンを始める際に用意するものは何となく分かって頂けましたでしょうか?
自分で作ったマシンの「初走行」は本当に感動すると思います。そこから、少しづつ上達していき、レースに参戦して結果を残す。そして、更に上を目指す・・・。
やっていく内に、知識も増えますしどんどんハマっていく事は間違いないでしょう。この記事が、趣味ラジコンの「はじめの一歩」になればとても嬉しく思います。
是非、楽しいラジコンライフを送ってくださいね(^.^)
以上、「ラジコンカー初心者必見!おすすめ組み立てキットや必要な物を解説」でした。
WRITTER :もやこう