紅葉にも理由があった!?色が変化する不思議

もうすぐ11月ですね~。11月と言ったら、紅葉の季節ですよね。私は毎年きれいな紅葉をみたいなと思うのですが、なかなか行けずにシーズンが終わってしまっています。

しかし、そんな私でも何回かは人生で紅葉を見に行ったことはあるのです。

 

その時は、鎌倉で紅葉を見たのですがどうやらまだ紅葉が始まったばかりだったようでほんの少しだけ木々が色付いているのを見ることが出来ました。

 

そう言えば、紅葉の葉っぱは何故秋になると色付くのだろうと不思議に思いませんか?

 

気になったので、紅葉の葉の色が変化する理由について書いていきたいと思います。

 

紅葉

 

きれいな紅葉が見られる条件とは?

 

紅葉の葉の色が変化する理由、気になりますよね?

 

とその前に、きれいな紅葉が見られる条件というのがあるそうです。

 

その条件は、

 

大体気温が6℃~7℃くらい寒くなったとき

良い天気が続き、葉が日光をたくさん浴びているとき

昼夜の気温の差が大きいとき

適度な雨や水分があるとき

 

とこの4つなのです。

 

これらの条件を満たした場所では、とてもきれいな紅葉を見ることができます。

 

この条件に当てはまった場所を探して見に行くときれいな紅葉を見ることができますが、なかなかこの条件に当てはまる場所を見つけるのって大変ですね(笑)

 

紅葉の理由 色が変化する不思議とは?

 

紅葉の葉の色が変化する理由って、実は葉の色素が関係しているのです。

 

冬に葉を落とすため、秋になり気温が下がってくると葉は糖分や水分の供給をやめます

 

すると葉の中で栄養をつくっていた葉緑素(クロロフィル)が壊れてしまい、今まで見えなかったカロチノイドという黄色い色素がみえてきます。

 

これを、イチョウなどの黄葉といいます。

 

葉の中で壊れた葉緑素(クロロフィル)と残った糖分が一緒になりアントシアニンという赤い色素ができます。

 

すると、カエデのような赤い紅葉になるということなのです。

 

しかし、全ての木々が紅葉するわけではなく、松や杉などの常葉樹は緑のままです。

 

桜、カエデ、イチョウなどの落葉樹は紅葉しますが、落葉樹の全てが紅葉するわけではないのです。

 

もみじやイチョウの地域における割合は?

 

先ほどのセクションでは紅葉の葉の色が変化する理由について書いてきましたが、もみじやイチョウって場所により多い少ないの割合があります。

 

まず、黄色いイチョウは東京に多いです。

 

何故かといいますと、イチョウの黄色が東京では落ち着いた雰囲気をかもし出して癒し効果を発揮するからなのです。

 

公園や街並木に多く植えられています。

 

対して、赤いもみじは京都に多いのです。

 

理由は、京都は観光地であり観光客が多く派手な赤色の方が演出として観光客に好まれるのだそうです。

 

庭園や寺院に植えられていることが多いです。

 

しかし、自然の山は植えられた木々ではなく、その山の環境に適した木々が生えます。

 

紅葉に人気のある山は、常葉樹や黄葉、紅葉の混じった山なのだそうです。

 

確かに、いろんな色が混じっている紅葉はきれいですよね~。

 

 

紅葉の未来について 今後の変化とは!?

 

紅葉の未来について耳寄りな情報を仕入れたので書いていきたいと思います。

 

近年、地球温暖化の影響で紅葉の始まりが年々遅くなっているのです。

 

東京でも近年では1~2週間ほど紅葉が遅くなり、12月に紅葉なんてことも珍しくないですよね。

 

長崎では紅葉日が40日ほど遅くなりここ数年、紅葉と梅の開花を一緒に見ていることが珍しくないそうです。

 

近い将来、紅葉を楽しみながら正月を祝ったり、梅の花見をすることが一般的になってしまうのでしょうか!?

 

さらに、紅葉日が遅れるにつれて、先ほども書きましたが紅葉の条件である気温や日光、温暖差がうまくそろわず葉がきれいに色付かなくなっているそうです。

 

このまま進めば、秋に桜が咲き、春に紅葉などという未来がやってきてしまいそうで心配ですね。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

紅葉の色が変化する理由について書いてきました。

 

最後にまとめたいと思います。

 

まず、紅葉には葉がきれいに色づく条件があります。

 

その条件とは、

 

大体気温が6℃~7℃くらい寒くなったとき

良い天気が続き、葉が日光をたくさん浴びているとき

昼夜の気温の差が大きいとき

適度な雨や水分があるとき

 

とこの4つです。

 

紅葉の色が変化する理由は、赤と黄色に分けて書きますと

 

イチョウの黄葉
イチョウの黄葉は気温が下がってくると、葉が糖分や水分の供給をやめます。

すると、葉の中で栄養をつくっていた葉緑素(クロロフィル)が壊れて、今まで見えていなかったカロチノイドという黄色い色素が見えてきます。

カエデの紅葉
カエデの紅葉は気温が下がってくると、葉が糖分や水分の供給をやめます。

すると、葉の中で壊れた葉緑素(クロロフィル)と残った糖分が一緒になりアントシアニンという赤い色素ができます。

 

とこの2つです。

 

常葉樹
松や杉などの木のことで、葉が緑のままの紅葉しない木のこと。

落葉樹
桜、カエデ、イチョウなどの紅葉する木のこと。しかし、全てが紅葉するわけではない。

 

子供の時は紅葉にはあまり興味がありませんでしたが、大人になって紅葉のきれいなところに行って見たいという気持ちになりました。

 

年をとったということなのでしょうか(笑)

 

それでは、今年の紅葉はベストな場所を選んで楽しんで下さいね~♪

 

以上、「紅葉にも理由があった!?色が変化する不思議」でした。

WRITTER :もやみ